福島 武山
Buzan Fukushima

九谷焼赤絵細描の第一人者である福島武山さん。能美九谷の陶祖の一人、斎田道開が開いた佐野窯を代表する技法の一つとして知られる赤絵技術を、現代に継承する名工です。

いかなる素地に対しても細かな線描で独自の世界観を表現する赤絵技法は、九谷五彩のうちの一つ「赤」のみで器を彩る技法です。その世界の広がりに対して彩りを添えるのが「金」。この両者のコントラストが、近年、世界中で評価されています。

赤絵で描かれる世界は、小紋と呼ばれる日本古来の文様をちりばめつつ、龍や鳳凰、人物図、山水など、様々なモチーフを配していくことで表現されます。その繊細な世界は、無限の広がりを感じさせるのです。

福島武山さんは、それら伝統的なモチーフの他にも、様々なデザインを探求し続けています。非常に細かな線描で拓かれる世界は、まるで、果てしない宇宙空間、輝く星々のようでもあります。

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